前回の音楽遍歴のお話は、ロック少年になったところまででした。
その後、洋楽のコピーに明け暮れる中学時代を過ごし、中学卒業のテーマは「Burn 」。受験勉強と平行しながら3ヶ月くらいかかって完コピ達成!
めでたく「とらや」少年も高校生になるんだけど、前回も登場したO先輩を含む3人の先輩が、合格発表の日の夕方にBandに誘いに来てくれたんですよ!
嬉しかったねぇ。
先輩からのBandの誘いっていうのは、プロからのスカウトに匹敵するくらいのインパクトがあったから。
誘われたのは当時の流行を反映して、フュージョンBandだった。ハードロッカーな「とらや」少年から見るとちょっとダサかったけど、しょうがない。こんな上手い先輩たちと演奏出来るんだから。
リッチー小僧の威力を存分に発揮し、アドリブもバシバシ決める!
すげえ、俺、プロみてえじゃん!
2年生になった頃には4バンド位掛け持ちする売れっ子になっていた。
だが、そんなある日のこと。
「山口君のリズム、どうにかならない?」
え? 何?
「山口君のリズム、どうにかならない?」
そんな言葉が耳に入ってきた。
そりゃそうだ。
だってソロしか練習してこなかたもん。
なんか早くもクビになりそうな雰囲気です。
ていうか、別のギタリストに乗っ取られたBandも実際あった。
どうしよう…
というわけで、次の音楽遍歴に続きます。