今回は強烈な個性を放っている日本の若手アーティストを2名ご紹介します。
まずはこの人「Rei」。
Rei performs "Black Banana" LIVE for Hello Asia in Toyko
Charの弾き語りをアイコラしたんじゃね?
ぐらいのスモーキーっぷり。
童顔で、まだ中学生くらいにも見えるけど、1993年生まれの23歳。
日本の商業音楽の影響(音楽を目指す前に学校とかで流行っていて、勝手に身につくような)が全く感じられない。
と思ったら、やっぱり外国で育ってたりとか、かなり独自なルートで成長してきた人みたいですね(詳細はWikiで)。
時々TVで見かける「習い事スペシャリスト」的な取ってつけた感が全然ないのが凄い!
身体の一部って言うか、お風呂とか入ってるときもマディーウォーターズとか口ずさんでんじゃね? ってぐらい染み付いたブルースフィーリング。
だけど、これだけで終わってたら、紹介するほどではない。
だってオヤジだったらこういう人いるじゃん。
「とらや」のお気に入りがこちら。
Rei "COCOA" (Official Music Video)
どうですか?
こんなおしゃれな音楽に昇華させちゃってるんですよ!
これは彼女にしか出来ないスタイルだろ!!!
高校生位からロックに目覚めてブルースまでさかのぼった、とかの経歴の人だと、何というか、思い入れが入っちゃって、こんなクールさを出せない。
やっぱり、小学生くらいからお風呂でマディーを口ずさんでる(これ、勝手なとらやのイメージね)ような人じゃないと、こういうネイティブ感はムリでしょ。
これからの10年間くらいでどんな風に成長していくのか非常に楽しみ!!
で、お次は「ぼくのりりっくのぼうよみ」。
おっと、名前だけで飛ばそうとしたアナタ!
だまされたと思って10秒でいいから聴いてみ!
ぼくのりりっくのぼうよみ - 「CITI」ミュージックビデオ
これ、高校生の作品だぜ!?
もう、何にも言えねえよ!!
このかっこよさ、努力で身につく類のもんじゃないと思わない?
歌が上手いとか、メロディーラインがとか、そこじゃない。
強いて言うなら「匂い」。。。
あちこちで「天才」と称されているようだが、凡人から見たらそれ以外に彼を理解できる表現はないっしょ。
「ぼくりり」からもう一曲。
ぼくのりりっくのぼうよみ - 「noiseful world」ライブ映像
多分、これ未編集だろ・・・ 録ったまんまじゃね?
荒削りだからこそ刺さる。
一時流行った、「練習で身につくR&B歌唱」と全然違う歌い方。
これ、もし目の前で演られたらヤバイよ!!
インタビューとか読むと、他のアーティストの影響みたいなハナシはほとんど出てこない。その代わりに、自分を俯瞰するもう一人の自分・・・とかそういう話が多い。
うん、「神様が降りてくる」人って表現が一番しっくり来る。
でね、ビクターっていう、メジャー中のメジャーからCD出してるのに、「もうCDは無いっしょ」って、CDの遺影を抱えた写真をウラジャケに使ってるの。
笑っちゃうよね。
彼、多分日本の大きな財産になっていくと思うよ。
早死にしないといいな、縁起でもないけど・・・
「とらや」では一期一会、僕と一緒に遊んでいただけるミュージシャンの方を随時募集しております。
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