日野皓正氏の「ビンタ」報道に思うこと

日野皓正氏に関するニュースが飛び交っています。

 

動画もニュースも検索すれば無数に出てきます。

 

PV数を上げるのが癪なので、ここには何も貼りません・・・

 

いわゆる「マスゴミ」。その切り取り報道。

いい加減にしませんかね?

 

国民に正しい真実を知らせるという本来の存在意義を忘れ、視聴率・購買部数・PV数を稼ぎに行くマスゴミ各社のおかげで、日本はずいぶん暮らしにくい国になってしまったよ。

 

「世界的ミュージシャンがステージ本番で暴力行為!」って、誰でもクリックしたくなるようなセンセーショナルな切り取り方でしょ?

つい先日も「教師が窓から飛び降りるように指示した」と、誰でも耳を疑うような切り取り方。

売り上げが伸びればなんでもアリな野蛮な報道。

 

本来、教育的に大きな意味を持つなら、怪我に至らないレベルに限って体罰はある程度許容されるべきだと思っている。

僕も中学時代は悪ガキだったので、ビンタどころかグーパンもいただいた。

でも卒業後に付き合いが続いたのはその先生だけだ。

 

「殴った」か「殴らなかった」かだけの二元論で語るからおかしくなる。

子供を虐待して殺すような、人として決して許されない暴力と、相手の行く末を本気で案ずるあまり手が出た、っていうのは根本的に違うはずでしょ?

 

情報があふれるこの時代、センセーショナルなキャプションだけで時事を語るマスゴミのせいで、背景の持つ意味とかを考える人がどんどん減ってしまい、列の割り込みを注意するために肩を叩いただけで痴漢行為になったり、声を掛けただけでタイホされたり、意味の分からないことがまかり通るようになってしまった。

 

皆、自分で考えることを忘れて記号的に善悪を判断するようになってしまった。

 

 

僕は当事者じゃないので、日野氏と中学生の距離感や本当の意味でビンタが必要だったかは分からない。

でも、特定の行為をマスゴミがセンセーショナルに持ち上げて、「意味のないタブー」がこれ以上増えてほしくないと本当に思っている。

 

人間の行動って、パソコンみたいに正確じゃないから、相手を貶めるために振るう暴力があれば、相手を救うために振るう暴力もあるんだ。同じ暴力でも。

 

今のマスコミは炎上商法そのもの。

そんなものに振り回されてると、有機的な潤いのある社会がなくなってしまう。

 

もちろん、まっとうな報道姿勢をつらぬくマスコミもあるだろう。

信じられる情報源をもう少しちゃんと探そう。

 

 

 

「とらや」は久しぶりにサウンドストーンに出演させていただきます。

9/10(日)サンストライブ、お時間ある方は是非遊びに来てください!

時間未定、追ってお知らせします。

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先週は河原で、今日はスタジオで練習。

今日も河原のほうが気持ちよかっただろうな。