久しぶりにバイクネタです。
2019年にVTRからPCX(JF81)に乗り換えました。
20万キロ越えの車体から新車になったので、2年半の間手もかからず、ずいぶんラクをさせてもらいました。だからブログに書くネタもなかったわけ。
そんなPCX君もいつの間にか5万キロの壁を突破しました。
ここまではルーティンの消耗品交換だけできました。
最近はLCCやバッテリーも新品に変え、グリップヒーターも搭載。
ドライブベルトなんかの駆動系以外の整備は基本的に自分でやってます。
で、5万キロを超えたある日・・・
ビビりました。
PGM-FI警告灯といいます。気づいた時は名前も意味も知らなかったけど。
すぐに止めて検索したら各種センサーの異常なんかがあるときに点灯するようだ。
実はこの2週間ほど原因不明で燃費が悪化していたので、それかと思った。
この季節だとメーター表示で52~3km/Lは出るのに、この2週間ほどは45~6km/Lまで落ちてた。
色々調べてみると、この警告灯が点灯するのと燃費悪化がセットになっている場合は、O2センサーなるものがトラブっていることが多いようだ。
排気管にある部品なので煤けてセンサーの機能がマヒしてしまうらしい。
想定寿命は10万キロ位だというのだが。
で、急遽休みを取って修理にトライしてみました。
PCXのO2センサーはプラグの近くにある。でもサイドカウルくらいは外さないと手が届かない。
サイドカウルはこの間LCC交換の時も外したのですぐできた。
プラグのアクセス穴から。
右側に映ってるプラグキャップの下にある白い筒状のモノ。
こちらは後ろから。
写真左上がプラグメンテ穴。写真のほぼ中央にあるのがO2センサー。
プラグキャップみたいなキャップを外してメガネレンチをかましている。
コードの付いたキャップが手前にあるのが分かるかな?
ネットの記事では高温になる場所なので緩めるには浸透剤を使ったほうがよさそうだったが、試しに力入れたら意外にスッと回ってくれた。
でもできれば専用のレンチ(プラグレンチ的なモノ)を使うほうが確実だし早いと思う。
外したO2センサーの写真はないんだけど、プラグの子分って感じ。全長のほとんどはネジと絶縁のガイシ(セラミック?)。
外れたあとはセンサー部分をクリーニングするだけ。
使ったケミカル類。
中央のエンジンクリーナーが主役。ジュワーって泡になるヤツ。これで汚れを落とす。ケーヨーデーツーで800円くらい。
左側は普通のブレーキクリーナー(パーツクリーナー)。乾燥させるために併用するみたい。
センサー部はパンチ穴が開いた形状になっているので。クリーナーを吹いて直射日光で乾かしたよ。
手前はアルミグリス。本当はスレッドクリスがいいみたいだけど、何せ売ってる商品がデカい! ネジ部に塗っておいて次に外すときにネジが回りやすくしておくためのモノなので、ま、これでもいいかって。ライコランドで300円くらい。
右側はオーディオ用の接点復活材。
念のためキャップと本体の電極をクリーニングしておいた。ついでにプラグのほうも。
で、燃費表示(トリップメーター)をリセットして試乗タイムへ。
20km走ったんだけど、昼間暖かったせいもあって56km/Lまででたよ!
あとは警告ランプを消灯させるだけだ!
ネットにもやり方が載ってないわけじゃないんだけど、上手くできなかったのでここだけは素直にディーラーに頼ることにしました。
平日の夕方で空いていたのか、すぐに対応してくれました。
いつもお世話になってるMさん。
こんなログが出るんだよねー。
で、このログからはじき出された警告灯点灯の理由は、
燃料システムリッチ異常。
給油口ギリギリまでガソリンを入れたりすると、これを引き起こすらしい。
PGM-FIにガスをためておく場所があって、そこのガソリン濃度が異常に高くなるのかな?
確かに点灯した時はほぼ満タンだった。
いつも夜に給油していて油面が見えづらいので、そのつもりがなくてもギリギリになっていたようだ。
それでも上記の判定だけでは燃費低下の説明にはならないので、O2センサーも複合的だったのではと考えている。
いずれにしても燃費は復活し、あのいやな警告灯も消えたのでめでたしめでたし。
スクーターの場合はあれだね。
カウルをいかに速やかに外せるかが勝敗のポイントだね。
グリップヒーター付けた時は、アクセルワイヤーを緩めるためだけにリヤカウルやメットインもごっそり外してやってるうちに暗くなってきちゃって泣きそうだったもん。
これからもよろしく頼むぜ、PCX君!!