皆さんはスラップベースと聞いてどんなベーシストをイメージしますか?
今回は2015年に亡くなったベース界のレジェンド、ルイスジョンソンがテーマです。
自身のバンド「ザ・ブラザーズ・ジョンソン」も良いですが、セッションワークがまた凄い!
先日とりあげた「ウィーアーザワールド」でのプレイが有名ですが、他にもマイケルジャクソンやジョージベンソン、クインシージョーンズなどを始めとしたアーティストのサウンドの核となっています。
1981年のクインシージョンズオーケストラ来日公演から
Quincy Jones with louis Johnson ai no corrida
3:30位から始まるベースソロは圧巻です!
スティングレーベースが、ムスタング位の大きさにしか見えません。
次はジョージデュークの1983年の来日公演から
Louis Johnson & Paul Jackson Jr. Awesome Guitar Performance! 🎸⚡⚡⚡ [Live in Tokyo 1983]
もはやリズム取ってないよね?
自身がリズムのカタマリっていうか、もう本能に身を任せてるだけにしか見えない。
過去に「音楽遍歴」で何回か登場したO先輩が彼の大ファンで、「とらや」も強制的にルイスのフレーズを練習させられていたんです。
ギタリストにベースを練習させている時点で意味不明ですが、実はこれが僕には大きかった。
CHICでカッティングの鬼となっていたとらや少年が、ルイスジョンソンのフレーズをマスターすることで何が起きるか?
まず、単音カッティングでの音使いの影響。
特に7度、11度、6度などの音は、タイミングや間合いによってカッコ良くなったりダサくなったりすることが良く分かった。
普通の人は3度、ルート、7度あたりを何となく行ったりきたりしてるんだけど、確信犯で11度や6度を突っ込んでいくと急にかっこよくなるんで、ギタリストの皆さんぜひやってみて!
次に、スライドやハンマリングなどのカッコいい使い方。
ベースでいう、プルで出した音の次に結構な割合でハンマリングやプリングが入ってくる手癖。これFunkテイストがデカイ。
上に書いた音使いと合わせると、普通の単音カッティングとぜんぜん違うファンキーさが出てくるよ!
あとは、やっぱりハッタリの効いた演奏スタイル。
簡単なフレーズでも全力で鳴らしにいく。上手いんじゃなくてカッコいいんだよね!!
上で書いたけど、全身全霊をかけて弾いているのにリズムが全くよれないカッコよさ。
そんなこんなで、11/13のサンダウン@小手指サウンドストーン。
ルイスの洗礼を受けた「とらや」のギターワークもぜひお楽しみください!!
出演は18:30予定となりました。