当たり前の日常に流されているうちに見失ってしまう「大切なもの」。
無くしてみて初めて気付く「大切なもの」。
バンドにとって「大切なもの」それは・・・
ずばり、「カッコイイ」ってことでしょ?
本気でバンドを組むレベルで音楽を演っている人って、①何らかのきっかけで「音楽を演ろう」と決心し、②楽器を手に入れ、③それをマスターしつつ、④メンバーを探して、④人前で演奏できるように練習する」というプロセスを踏むと思うんだけど、最初はなかなか上手くいかないことが多い。
それで練習量を増やしたり、メンバーを変えてみたり、色々努力するよね?
それは全くもって正しいアプローチだと思う。
自分も「音楽遍歴」あたりでそんなことやってきたのを書いてますし。
それがなかったら、今の自分はなかったとも思う。
でも、そんな日常が続く中で①の気持ちが薄らぐことはよくある話。
いつの間にか、
上手いヤツがいちばんエラい
ってことになってないか?
今でもライブとかで時々いるじゃん。練習の成果だけをまるで親のカタキのように捲し上げるようなバンド。ただの苦痛でしかないからやめて欲しい、ホント。
努力して上手くなるのは当たり前のことで、エラくもなんともないんだよ。
Suchmosを聴いて欲しい。
Suchmos "YMM" (Official Music Video)
20代前半でこれだけの音を出すって言ったら、どんだけ練習しないといけないんだ? だけど彼ら、上手さを前面に出す気などさらさらないようだ。
カッコイイの一言だけが合言葉だよ、きっと。
さらに・・・
Kyotaro & Rikuo @ Shibuya Japan / 渋谷TSUTAYA前ストリートライブ
京陸と呼ばれているストリートパフォーマー。
まだ10代だそう。
日本もついにここまで来たか、と思わずにはいられない。
これ書いてる時点で約12,000再生だけど、最終的には50万くらい行ちゃうんじゃないのかな~って思うよ。
派手なベース/ドラムの演奏を看板にしてるんで間違えちゃいそうだけど、彼らも「カッコイイ」なんだよ。本人たちも決して「上手いね」という評価は好まないだろう。
和風の服とか、カバンをバスドラ代わりにしてるところも全部カッコよさにつながってるんだ。類まれな高度な演奏力も、彼らにとっては坊主頭と同じくらいの意味しかないのかも知れない。
既製の「バンド」というフォーマットに安易に乗っかってない点もカッコイイ!
このレベルまでくると、そんじょそこいらのボーカリストじゃマイナス要素にしかならないもんな~
彼らのこれからの展開が楽しみです。
京陸ガンバレ!!
君たちなら日本の音楽を変えることが出来るかもしれない。
「とらやじじい」も負けないようにがんばるぜ!!
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「一人とらや」ライブ出演のお知らせ
ついに来週です!
打ち込みオケをバックに演奏します。
11/13 サンダウンライブ@小手指サウンドストーン (とらや出演予定は18:30)
「とらや」では、僕と一緒に遊んでいただけるミュージシャンの方を随時募集しております。
連絡先:toraya_music@yahoo.co.jp