「とらや」の始動とともにブログを開設しました。
これからは「マス」⇒「ソーシャル」の時代だ。苦手などといってられない。
どうせやるなら充実させていきたいと思います。
というわけで記念すべき第1回目のテーマは、
まじめに考えてみた。
プレスリーやビートルズ、ジミヘンなどをはじめ、挙げればキリがないロックやブルース、R&B界のイノベーション。それらがシェイクされてまた新しいイノベーションへつながっていく。カッコイイ!
僕も多くの先人の偉業にあこがれた。
2/4拍目にスネアを入れずに疾走感を出せるリズムパターンとか、ディミニッシュコードだけを使った作曲とか、高校時代はそんなアホなことばっかり考えていた。
音楽スタイルの新しさだけがイノベーションだと思っていたわけ。
特集か何かの映像の中でCharが「僕は新しいことは何もしない」と語っていた。
それは多くの先人たちの音楽スタイルをリスペクトし、その枝葉をちょっと変えた位で自分のオリジナルと言い切るような気はない、というご本人の謙虚さが生んだ発言なんだろうけど、皆知っている通り、彼は「歌謡界でロック」という大きなイノベーションを起こした張本人だ。彼がいなかったら、その後の日本のロックはぜんぜん違ったものになっていたに違いない。
何が言いたいかというと、イノベーションは音楽スタイルだけじゃなくて、プロデューシングとか売り出し方とか、そういうところにも存在することに最近改めて気付かされた、ということ。
今、僕がチャレンジしたいのは、
バンドという既成概念への挑戦。
「とらや」の始動は、同時に「僕はもうバンドをやらない」という意思表明でもある。
僕自身、ずっと音楽をがんばって続けてきたけど、今思うと、音楽の表現方法=バンドという既成概念に縛られすぎていた。上手いヴォーカルやドラムを探してきて、やりたい音楽性をシェアする。そこがスタート。
でも、なんかね、みんながみんなそれぞれに頼りすぎてたんじゃないかな~と思えてきたわけ。
誰もが、自分のために音楽をやってきたわけで、特定の誰かのためにドラムをがんばってきた人とかいないでしょう?
自分のために音楽をがんばってる人が、自分のための演奏を楽しめる場。束縛しないで演りたいときだけ。それが「とらや」の発想の原点です。
まずは、上手いヴォーカルに頼らなくてもカッコイイ歌ものができるように、本気で歌の練習してます。まだまだだけど。
「とらや」のライブデビューはたぶん11月。演奏は誰にも頼らず、打ち込みだけをバックに演奏します。挑戦の始まりです。