折に触れて言っているんだけど、「とらや」を始めるまではちゃんと歌の練習をしたことがなく勢いだけで歌ったりしていた僕。
基本的にギタリストオンリーでした。
でも3年半前に「これじゃイカン、後悔が残る」と思い、ネットで情報を集めてボイトレを始めました。
上の記事ではエラそうに書いてますが、3か月ほど練習し、初めて人前で演った音源は聴けたものではありませんでした。
個人練習を録音したものも同じ、聴くたびにやめたくなるほどのヒドさでした。
まあ、現在でも大して上手くはないのですが、やめたくなるほどのヒドさはなくなり、ぼちぼちYoutubeにアップしたり出来るようになってきました。
備忘録的に今までやってきたことを時系列的に並べてみます。
1.力任せの歌い方をやめる(2016/6月~)
・1回ゼロにリセットする。喉と体の使い方を整理して体得するため。
2.チェストボイスの基本(2016/6月~)
・声帯を閉めてエッジボイスの練習。
3.音程コントロールの基本(2016/12月~)
・高音は声帯を下側に引っ張る。
・変な癖を抜くため、力まずに「棒歌い」をする。
・声帯を引っ張る環状甲状筋を鍛えるため、ファルセットを含むスケール練習
・下降フレーズの練習を強化(R&Bに多い)。
4.基本的な活舌(2017/12月)
・ファルセットを含む各音域で早口言葉
5.咽頭共鳴(2018/3月)
・主に低~中域でのチェストボイスで咽頭共鳴を意識する
「Something」のAメロで練習した。
6.口腔共鳴(2019/8月)
・中~高域での共鳴。息を吸うイメージ、上あごで歌うイメージ。
7.腹から発声(2019/12月)
・姿勢を正す(やや前傾=ケツを閉める、ろっ骨を上げる、下腹に力を入れる)。
・ギターの構え方が変わる(ナナメ)→右肩が腱鞘炎に。
順序が効率的かはわかりません。
自分の場合は3年半続けることで、やっと色んな要素が繋がってきました。
例えば7番を1番最初にやっても、喉の使い方が分かってないのでその意味を体感することは出来なかったでしょう。
そして今振り返ると1番が最も大切ですね。
2016年の6月というと僕は51歳だった訳ですが、「ちょっと上手く」歌えてたらリセットなんて絶対にムリだったと思います。
逆に、自分の場合はリセットする以外進む道が見つからないくらい絶望的だったということですが…
「歌」だけに関して言えば、この3年半の自分を褒めてやることができます!!
先日のソロライブ「Bluesy & Jazzy」を通じても、今後ヱビスカフェさんでの新しい試みのヒントが見つかり、色々アイディアを練ったりしています。
やはり実力に余裕ができてきて初めて見えるモノがあるということですね。
僕の「現在」に彩りを下さっている皆さんへの恩返しをカタチにしていければと考えています。
乞うご期待!!